はじめに:倦怠期はなぜ起こる? MBTIがヒントになる理由
なぜ倦怠期は訪れるのか?
長く一緒に過ごすカップルや夫婦にとって、**倦怠期(マンネリ化)**は珍しくありません。はじめはときめきや情熱に満ちていた関係が、ある日を境に何となく退屈に感じたり、意欲が湧かなかったりする。
例えば、こんなケースはありませんか?
- 例1:同棲して2年のカップル
- 最初は「一緒に住めるなんて幸せ」と毎日ウキウキだったが、今や仕事から帰ったらお互いスマホをいじるだけ。会話もおざなり。
- 相手が家事をしてくれるのが当たり前になり、感謝もしなくなった。気づけば二人の時間がただの作業タイム化。
- 例2:結婚5年目の夫婦
- 子どもの世話や仕事に追われ、夫婦の会話は連絡事項のみ。「明日の保育園の準備して」「土曜は会社の飲み会」など。
- デートに行く余裕もなく、感情的コミュニケーションがどんどん減っている。
このように、「新鮮さ」「特別な時間」「お互いへの関心」が薄れていくと、どうしてもマンネリ化が進んでしまいます。
MBTIがヒントになる理由
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、性格の特徴や行動パターンを4つの軸の組み合わせで16通りに分類するツール。倦怠期と向き合うにあたって、このMBTIを活用すると、以下のようなメリットがあります。
- 自分と相手の価値観の違いを客観視できる
- 「なんで相手はこの状況をつまらないと感じるのか?」
- 「どうして私はこういう行動にイライラしてしまうのか?」
- MBTIを通じて自分と相手の思考パターンや優先順位が明確になる。
- マンネリを招きやすいパターンを把握できる
- たとえば、計画的な**J(判断)型が、自由奔放なP(知覚)**型と暮らすと、どんな点で退屈やストレスを感じやすいかが分かる。
- 具体的な改善策を考えやすい
- MBTIのタイプ別に、「どんな刺激が必要か」「どうコミュニケーションを取れば良いか」のヒントが見つかる。

1. 倦怠期とMBTIの関連性:飽きやすさ・衝突原因のポイント
1-1. 外向(E) vs. 内向(I)の倦怠パターン
- 外向(E):人と関わったり、新しいイベントを通じてエネルギーを得る。
- 倦怠パターン:社会的な刺激が少なく、同じ家にこもりきりだと退屈を感じやすい。パートナーが内向(I)型だと、なかなか外に出る機会が作れず不満が溜まることも。
- 内向(I):一人の時間や静かな環境でエネルギーを得る。
- 倦怠パターン:外向的なパートナーに引っ張られすぎて、自分が休まる時間が不足するとストレス。結果的に一緒にいても「疲れる」と感じマンネリや嫌悪感へ繋がる。
1-2. 感覚(S) vs. 直観(N)の倦怠パターン
- 感覚(S):具体的・現実的な体験に喜びを感じる。
- 倦怠パターン:単調な日常が続いてもある程度は平気だが、パートナーが新しい刺激を求めすぎると「落ち着かない」とストレス。逆に自分が物理的刺激(旅行、外食など)を求めているのにパートナーが動かないと飽きる。
- 直観(N):抽象的・理想的・未来志向の考え方が強い。
- 倦怠パターン:同じ話題・同じパターンに飽きやすく、新しいアイデアやビジョンがないとモチベーションが下がる。会話が「結婚後の具体的生活」や「家事分担」など現実的すぎるとつまらなく感じる。
1-3. 思考(T) vs. 感情(F)の倦怠パターン
- 思考(T):論理的・合理的に物事を捉える。
- 倦怠パターン:感情面のやり取りが少ないと「まあこんなもんか」と冷めてしまうことがある。相手が感情を求めるのに応えられず衝突もしがち。
- 感情(F):人の気持ちや価値観を重視する。
- 倦怠パターン:コミュニケーションが形骸化して相手の感情が見えない状態が続くと、心が離れていく。愛情表現が薄いパートナーに不安や飽きを感じやすい。
1-4. 判断(J) vs. 知覚(P)の倦怠パターン
- 判断(J):計画的・秩序的な生活を好む。
- 倦怠パターン:日常が乱れたりパートナーが適当に過ごしていると苛立ち、口うるさくなって衝突→マンネリ化。
- 知覚(P):柔軟・自由度の高い生活を好む。
- 倦怠パターン:同じスケジュールやルールに縛られると息苦しく、刺激を求めて外に目が向く。パートナーがガチガチの管理型だと退屈やストレスを溜めやすい。
2. 16タイプ別「倦怠期になりやすい理由」と「マンネリ対策」
前述の4つの軸を踏まえ、16タイプそれぞれがどのような状況で倦怠期に陥りやすいか、そしてどう乗り越えれば良いかを解説します。ここでは具体例も混ぜながら多角的にご紹介。
2-1. ISTJ(責任感が強い「管理者」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 変化を好まないISTJは、同じ生活パターンが続くこと自体は受け入れるが、相手がズボラだったり予定を変更しすぎたりするとストレスが溜まる。
- 感情表現が少なく、相手とコミュニケーション不足になると「これでいいのか」と疑問を持ちつつも行動を起こさず、マンネリ化にハマりがち。
具体例
- Aさん(ISTJ)は、決まった時間に家に帰り、夕飯を作り、食後はテレビを観て就寝というルーティンを続けていた。パートナーからすると「同じ毎日」で飽きてしまい、やがて二人の会話も減ってしまった。Aさん自身はそのルーティンを「効率的でいい」と思っていたが、パートナーの不満を知らずにマンネリ突入。
マンネリ対策
- 意識的に変化を取り入れる:週に1回はいつもと違うレストランへ行く、違う時間帯に散歩するなど、小さな変化を試す。
- コミュニケーションの質を上げる:感情表現が苦手でも、「今日はこう思った」と一言添えるだけで相手の満足度が向上。
- 家事や予定を管理するだけでなく、相手を褒める・感謝を伝えるなど、感情面のフォローも欠かさない。
2-2. ISFJ(献身的な「擁護者」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 相手に尽くしすぎるが故に、感謝されないまま時間が経つと、「自分ばかり負担している」と感じマンネリに。
- 自分の不満や願望を言い出せず、相手に合わせるばかりでストレスが溜まる。
具体例
- Bさん(ISFJ)は、パートナーのために毎朝お弁当を作ったり、家事を完璧にこなす生活を2年間続けた。しかし、パートナーが「ありがとう」の言葉を言わなくなり、いつのまにかBさんは無償の献身に疲れてしまい、二人の間に会話も減ってマンネリ状態へ。
マンネリ対策
- 自分のケアを最優先する日を設定し、パートナーに「今日はあなたが夕飯をお願い」と頼むなど、バランスを取る。
- 週1回はお互いの好きなことをプレゼンし合う「時間」を作り、相手にも自分が望むことを明確に伝える場を設ける。
- パートナーにとって「あたりまえ」になっている家事やサポートに対し、時々評価や感謝をしてもらえるよう誘導すると、モチベーションが保ちやすい。
2-3. INFJ(理想を追い求める「提唱者」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 内面を深く共有できないまま表面的なやり取りだけが続くと、「この人とは真の理解に至れない」と思い、マンネリを感じる。
- 理想が高く、自分なりの完璧なストーリーを思い描くが、現実とズレるとガッカリして関係に冷める。
具体例
- Cさん(INFJ)は、恋人との将来(結婚・子育て・社会貢献など)を強くイメージしていたが、恋人が具体的に何も動かない様子に失望。「本当にこの人と結婚していいのかな?」と疑念を抱き、会話も減ってマンネリ化。
マンネリ対策
- 深い話をする時間を意図的に設ける(週1回「心のメンテナンスデー」を設定し、二人の理想や価値観を確認し合うなど)。
- 自分の理想を「大雑把に語る」だけでなく、相手が理解しやすい形(具体的なプランやメリット)で共有する。
- 相手に共感してもらったり、逆に相手の夢や意見を聞いたりすることで、相互理解をアップデートし続ける。
2-4. INTJ(戦略的な「建築家」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 目標や計画のない状態が続くとモチベーションが下がり、相手との関係も「惰性」と感じやすい。
- 感情的コミュニケーションが少なく、「冷たい・距離がある」と相手に思われることで衝突が増え、マンネリへ。
具体例
- Dさん(INTJ)は、恋人と同棲を始めた当初は「結婚を視野に貯金しよう」という計画があったが、恋人がズルズル浪費しがちで協力してくれないと感じ、失望。結果的に互いの会話が途絶え、同じ家にいるだけのマンネリ化状態に。
マンネリ対策
- 二人で達成したい目標を設定し、定期的に進捗を話し合う。たとえば「半年後に旅行するためにお金を貯めよう」「共通の趣味に挑戦しよう」など。
- 相手の感情面にも耳を傾け、「どう感じている?」と柔らかい問いかけを行う練習をする。
- 計画好きな長所を活かし、新しいイベントやデートプランを時々提案して刺激を与える。
2-5. ISTP(実践派の「巨匠」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 行動力はあるが、毎日が同じ繰り返しで刺激がないと退屈を感じやすい。
- 感情のやり取りが少なく、相手にとっては「何を考えてるか分からない」。結果、お互いの興味が薄れマンネリ化。
具体例
- Eさん(ISTP)は、独自の趣味(バイクいじり、DIYなど)に熱中し、パートナーをあまり構わずにいた。パートナーが「たまには二人で出かけたい」と言っても、Eさんは「面倒臭い」と応じず、徐々に会話も減り倦怠期へ突入。
マンネリ対策
- 相手を自分の趣味に一緒に巻き込むことで、共有体験を増やす。DIYやアクティビティで協力するなど。
- 時々は相手が望む形のコミュニケーションやデートに付き合い、バランスを取る。
- 自分の感情や思いを短い言葉でも伝えると、相手の安心感に繋がる。
2-6. ISFP(柔らかな「冒険家」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- もともと静かな性格で自己主張が少なく、相手に合わせがち。気づけば自分の気持ちを抑えすぎて疲弊する。
- 相手が感情表現や承認をしてくれないと、自分だけ頑張っているように感じマンネリ化する。
具体例
- Fさん(ISFP)はパートナーの好みに合わせ、休日の過ごし方も相手任せ。徐々に「自分のやりたいこと」を言わなくなり、パートナーは気づかないまま関係が停滞。Fさんは内心「私は我慢ばかり」と思いつつ言えず、マンネリ状態に。
マンネリ対策
- 自分が好きなものや興味があることをパートナーに提案し、一緒にやってみるチャレンジをする。
- 相手が忙しいときでも遠慮せず、「一緒に行きたい場所があるんだけど」と伝えるなど、小さな自己主張を練習。
- 五感を活かしたデート(美術館、料理、音楽ライブ)で感性を共有すると関係に彩りが戻る。
2-7. INFP(理想主義の「仲介者」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 理想が高く、ロマンチックな関係を夢見すぎるあまり、日常の現実感に失望する。
- 不満があっても言えず、自分の内面だけで悩み続けて疲弊→マンネリ化。
具体例
- Gさん(INFP)は、「恋人は自分の考えをすべて理解してくれるはず」という理想を抱いていた。しかし、恋人がそこまで気持ちを察してくれないと分かり、コミュニケーションが減ってマンネリへ。その間、Gさんは言葉にせず一人でモヤモヤし続けた。
マンネリ対策
- 定期的に二人でカフェや自然の中でじっくり会話し、お互いの気持ちを共有する時間を作る。
- 「私、こういうことが好き」「こういう未来に憧れている」と具体的に伝える努力をし、相手にも理解を求める。
- 共通の創作活動やボランティアなど、意義のある共同プロジェクトを取り入れると、二人の結束が高まりやすい。
2-8. INTP(論理的な「論理学者」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 感情的コミュニケーションが不足して、相手に「冷たい」と思われがち。
- 同じ毎日が続くと知的刺激が足りなくなり、自分も飽きるし、相手も「会話がつまらない」と感じマンネリ化。
具体例
- Hさん(INTP)は、仕事以外の時間は自宅で研究やプログラミングに没頭。パートナーが「たまには外出しよう」と誘っても、「面倒だから」と断り続け、互いの話題がなくなってマンネリ状態へ。
マンネリ対策
- 新しい知的テーマを二人で探究する。本やドキュメンタリーを観て感想を話し合うなどして、共通のトピックを増やす。
- 感情面を軽視せず、時々は「今日はどうだった?」と相手の気持ちを聞く姿勢を持つ。
- 週末は外出や体験型デートを取り入れるなど、行動面での刺激も付加してバランスを取る。
2-9. ESTP(冒険好きな「起業家」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- スリルや刺激を求めるESTPにとって、日常がパターン化すると一気に飽きる。
- 相手が内向的であまり活動的でないと、「この関係は退屈」と感じやすい。
具体例
- Iさん(ESTP)は、付き合い始めはアクティブデートで大盛り上がりだったが、同棲後は家にこもる生活が増え、刺激を感じられずマンネリ化。「もっと冒険したいのに、パートナーは動いてくれない」と不満。
マンネリ対策
- 定期的にちょっと変わったデート(スカイダイビング、サバイバルゲームなど)を企画し、関係に刺激を与える。
- 相手がI(内向)型の場合、突然の提案に圧を感じることもあるため、少し前から相談し、ペースを合わせる。
- 「予定外の出来事」を楽しむのが得意なので、相手にもある程度の自由度を許容してもらうようコミュニケーションを取る。
2-10. ESFP(華やかな「エンターテイナー」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- パーティー感やイベントが減り、日常にハリがなくなると退屈を覚える。
- 自分のパフォーマンスや盛り上げが空回りして相手が反応薄いと、「楽しませるのも限界」と感じマンネリ化。
具体例
- Jさん(ESFP)は、休日ごとに友人も交えてパートナーとパーティーをしていたが、相手が「たまには二人で静かに過ごしたい」と言い出し、行き違いに。結果、一緒にいてもお互い満足できずマンネリ化に。
マンネリ対策
- 二人での楽しみと友人巻き込みパーティーをバランス良く行う。
- 新しいダンスや旅行プランなど、常に新鮮なアクティビティを用意し、相手と楽しむ。
- 相手がI型なら、騒がしい環境ばかりでなく、落ち着いたデートも取り入れて相手に配慮する。
2-11. ENFP(創造力豊かな「広報運動家」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- アイデア豊富で好奇心旺盛なENFPは、退屈な日常やマンネリを極度に嫌う。
- 夢や理想を語らなくなり、ただのルーティン同棲状態になると、一気に熱が冷める。
具体例
- Kさん(ENFP)は、パートナーと同棲が始まると当初は盛り上がっていたが、生活費や家事分担などの現実的会話ばかりになり、理想や夢を語る場がなくなって不満が蓄積。やがて「こんな単調な関係望んでない…」と感じ倦怠期へ。
マンネリ対策
- 定期的に新しい企画(旅行先を検索して目標貯金する、SNS発信を二人で行う、イベントを計画するなど)を立ち上げて刺激を作る。
- 「あなたとならこんなこともできそう」という未来思考の話題を意図的に用意する。
- 相手の現実的意見も尊重しつつ、無謀なプランにならないよう相談し合う。
2-12. ENTP(議論好きな「討論者」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 常に新しいトピックや知的挑戦を求めるが、相手が応じないと「話すネタが尽きて退屈」となる。
- 論破やディベートになりすぎて相手を疲弊させ、コミュニケーションが減りマンネリ化。
具体例
- Lさん(ENTP)は、パートナーに毎日のように最新のビジネスネタや政治話を振って議論を楽しみたかったが、パートナーがF型で「論争なんて疲れる」と避けるように。結果、話ができず不満とマンネリ化に。
マンネリ対策
- 相手が議論を好まなくても、建設的な対話の場(朝食時に5分だけ新しいトピックを紹介して感想を聞くなど)を短く設定。
- ディベートになりすぎず、**「相手の意見を尊重する」**というスタンスを持つことが大切。
- 新しい体験や旅行先でも、論理的な改善ポイントを楽しむだけでなく、相手の感情面にも配慮する。
2-13. ESTJ(管理力ある「幹部」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 仕事や家事管理に集中して、パートナーへのロマンチックな配慮が減ると、相手に飽きられる。
- 相手が自由度を求めるP型などだと、ESTJのルール・指示がストレスになり衝突からマンネリへ。
具体例
- Mさん(ESTJ)は仕事が忙しくなると、とにかく家事を効率的に回すことだけ考え、恋人との会話は「明日のゴミ出しお願い」「あの書類の期限は?」など指示ばかり。恋人は「もうただのルームメイト?」と感じマンネリに。
マンネリ対策
- 週に1回はデートや外食を計画して、仕事や家事以外の話題を楽しむ時間を確保。
- 相手の自主性を尊重し、細かい指示を減らす努力をする。
- 感謝や称賛の言葉をこまめに伝え、「君のおかげで助かるよ」と温かい雰囲気を作る。
2-14. ESFJ(協調的な「領事官」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 周りを盛り上げる努力を続けてきても、相手が協力しない・感謝がないと「むなしさ」を感じる。
- 相手とのコミュニケーションが形骸化し、ただの家事連絡に終始すると、自分の好意が報われない感覚に。
具体例
- Nさん(ESFJ)は、恋人の誕生日や記念日を毎回派手にお祝いしていたが、恋人は「またか」とリアクション薄。「やっても喜んでくれない…」と感じてマンネリ化し、祝う意欲が失われる。
マンネリ対策
- 相手の好みをリサーチし、本当に喜ぶ形でのサプライズやプレゼントを考える(大勢に祝われるより、二人の静かな時間が好きな人もいる)。
- 自分も相手に**「してほしいこと」「大事にしてほしいこと」**を言葉で伝え、やりがいを感じる場面を増やす。
- 感情を共有する時間を作り、「最近どう思っているか」を率直に聞き合う。
2-15. ENFJ(リーダーシップのある「主人公」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 相手をリードし、盛り上げることが当たり前になると、自分ばかり頑張っているように感じやすい。
- 相手がついてこない、もしくはリアクションが薄いとやり甲斐を失い、倦怠期に。
具体例
- Oさん(ENFJ)は、イベント企画やデートコースを常に考えていたが、恋人が「なんでもいいよ」と受け身すぎて、Oさんだけが張り切る形に疲弊しマンネリ化。「私がいなくてもいいのかな?」と疑問を抱くように。
マンネリ対策
- 相手とイベントや企画を共同で考えるよう誘導し、自分ばかり負担しないようにする。
- コミュニケーションで「あなたはどうしたい?」と具体的に尋ね、相手の主導的な部分も引き出す。
- 自分のリーダーシップが行き過ぎないよう、相手に指示しすぎず尊重する姿勢を持つ。
2-16. ENTJ(戦略的な「指揮官」タイプ)
倦怠期になりやすい理由
- 仕事や目標に没頭しすぎ、パートナーとの時間をおろそかにすると、感情的つながりが薄れてマンネリ化。
- 相手の気持ちを論理で割り切ろうとしすぎて、情緒的な絆を維持できない場合がある。
具体例
- Pさん(ENTJ)は、仕事のキャリアアップを最優先し、パートナーとのコミュニケーションが激減。パートナーが不満を言っても「こういう理由で忙しい」と論理的に返すだけで感情に寄り添わず、関係が冷めてマンネリ化。
マンネリ対策
- 二人の将来像を一緒に立てる(マイホーム、共通事業など)ことで、共通ゴールを持ちモチベーションアップ。
- 忙しくても週1回のデートや食事など、パートナーとの時間を確保するルールを設定。
- 感情面での交流を大切にし、相手を抱きしめたり「ありがとう」と伝えたり、スキンシップや言葉での安心感を。
3. マンネリを乗り越えた後に得られるもの
- 関係の深まり:倦怠期を乗り越えることで、お互いの弱みや違いを理解し、以前より深い結束を感じられる。
- 自己成長:違うタイプの考え方や感性を取り入れることで、自分自身の幅が広がり、成長に繋がる。
- 再発防止策:一度話し合いや改善を行うと、次のマンネリ化を防ぐための知見が得られ、長期的に安定した関係を築きやすい。
4. まとめ:MBTIを活用して、倦怠期をチャンスに変える
- 倦怠期はどんなカップルにも起こり得る
- 長い付き合いの中で新鮮味が減るのは自然な流れ。問題はそのまま放置するか、改善策を見つけて絆を深めるか。
- MBTIでお互いの思考や価値観を把握
- どのタイプがどんな時に飽きるか、どのような刺激を求めるかを理解すれば、マンネリを防ぎやすい。
- タイプ別の対策を実践し、会話・イベント・共同目標など変化を取り入れる
- 外向(E)型には社交的な行事や派手なイベントを、内向(I)型には静かな共有時間を、など個別のニーズに合わせて行動。
- 倦怠期後にはより強い関係が待っている
- お互いの違いを理解し合い、適度な刺激や安定を取り入れた関係は、以前より充実感が増す。
MBTIをきっかけに、相手を新たな視点で理解するチャンスを得れば、倦怠期も「関係をアップデートするステップ」に変わるでしょう。

参考文献・関連リソース
- Myers, I. B., McCaulley, M. H., Quenk, N. L., & Hammer, A. L. (1998). MBTI Manual: A guide to the development and use of the Myers-Briggs Type Indicator. Consulting Psychologists Press.
- 16Personalities:https://www.16personalities.com/ (タイプごとの恋愛傾向やコミュニケーション方法を知るのに便利)
- 日本MBTI協会:https://www.mbti.or.jp/ (公式情報やトレーニングプログラムなどを提供)
今後の記事予告
- MBTI診断の結果を仕事・恋愛・自己分析に活かす方法
- FAQ:MBTIで人生は変わるの?よくある疑問と専門家の回答まとめ
- MBTIとコミュニケーション心理学|カウンセリングに活かす方法
MBTIを使って人生のさまざまな場面をより豊かにする記事を、今後も公開予定です。楽しみにしていてください!