【相性が悪い対策】16タイプ別「相性が悪い」と言われがちな組み合わせと対処法

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斎藤あかり
サイト管理人 / パーソナル診断士 / 心理学修士卒業
こんにちは!斎藤あかりです!普段は企業にお勤めの会社員様に向けた心理療法を実施しています。心理学の修士を卒業しています。
目次

はじめに:MBTIで語られる「相性が悪い」は本当に改善できないのか?

**MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)**では、外向/内向・感覚/直観・思考/感情・判断/知覚の4つの軸を組み合わせ、16タイプに分類します。これにより、人の行動や思考パターンの傾向が見えやすくなり、対人関係にも応用される一方、「このタイプ同士は相性が悪い」と語られるケースも少なくありません。

しかし、「相性が悪いから絶対合わない」というわけではなく、性格の違いに気づき、その補完関係を活かせるかどうかが重要です。
本記事では、「相性が悪い」と言われがちなペアリングを16タイプ別にまとめ、起こりやすい衝突例と、どうすればトラブルを減らし、むしろ協力し合えるかの具体的対処法を解説。職場や友人関係、家族内で「タイプが合わずに困っている」「一緒にいると疲れる相手がいる」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 「相性が悪い」とされがちな組み合わせの共通原因

1-1. E/I(外向・内向)の噛み合わなさ

  • **外向(E)**の人:情報を話し合いながら処理し、行動を起こす。
  • **内向(I)**の人:一人で考える時間を大切にし、口数が少ないことが多い。
  • 衝突の典型:EがIに「もっと話して」と迫り、Iは疲れてしまう。EがIを「やる気がない」と誤解。

1-2. S/N(感覚・直観)のすれ違い

  • **感覚(S)**の人:現実的・具体的なデータや手順を重視。
  • **直観(N)**の人:抽象的なアイデアや将来性、潜在可能性を好む。
  • 衝突の典型:SがNを「夢想家」「現実を見ていない」、NがSを「保守的」「変化を嫌う」と見なし、話が噛み合わない。

1-3. T/F(思考・感情)の衝突

  • **思考(T)**の人:論理的・客観的に意思決定。感情表現が少なく冷たい印象。
  • **感情(F)**の人:共感や対人関係を重視。仲間の気持ちを優先。
  • 衝突の典型:TがFを「感情的すぎる」と感じ、FがTを「思いやりがない」と感じ、相互に不満が爆発。

1-4. J/P(判断・知覚)の対立

  • **判断(J)**の人:計画や締切を重視。スケジュール通りに進めたい。
  • **知覚(P)**の人:柔軟性・自由度を求める。締切ギリギリまで情報を集めたい。
  • 衝突の典型:JがPを「だらしない」と攻め、PがJを「融通が利かない」と嫌う。

2. 16タイプ別「相性が悪い」とされがちな組み合わせ一覧

以下は、よく言われる**「衝突を起こしやすい」**とされるペアの例です。ただし、これは一般論であり、実際には努力次第で良好な関係を築ける可能性がある点に注意してください。


2-1. ISTJ × ENFP

  • 衝突例: ISTJが堅実・計画重視、ENFPがアイデア・自由重視。ISTJが「落ち着きがない」と感じ、ENFPが「堅苦しすぎる」と不満。
  • 対処法:
    • ENFPはアイデアを具体的タスクに落とし込み、ISTJの安心感を与える。
    • ISTJは自由な発想を全面否定せず、成果が出るまで様子を見守る。

2-2. ISFJ × ENTP

  • 衝突例: ISFJが保守的・人をサポートする立場を好む、ENTPが議論好き・変化を楽しむ。ISFJがENTPの挑発的議論に疲れ、ENTPはISFJを「保守的すぎる」と見る。
  • 対処法:
    • ENTPは議論の最初に相手の気持ちを認め、激しい論争モードを抑える努力を。
    • ISFJは、自分が議論を避けても良い範囲を先に確認したり、必要なら上司・仲介役を活用。

2-3. INFJ × ESTP

  • 衝突例: INFJが理想・価値観重視、ESTPが現場主義・瞬発力重視。INFJは軽率なESTPに呆れ、ESTPはINFJの口だけ理想論に苛立つ。
  • 対処法:
    • INFJは具体的行動や結果を示し、ESTPに納得してもらう。
    • ESTPはINFJの理想を頭ごなしに否定せず、「それをどう実行するの?」と建設的に聞く。

2-4. INTJ × ESFP

  • 衝突例: INTJが計画的・冷静、ESFPが衝動的・楽しさ重視。INTJはESFPを「軽薄」と感じ、ESFPはINTJを「冷たくてつまらない」と思う。
  • 対処法:
    • INTJはESFPのポジティブなモチベーションを認め、明るい雰囲気を楽しむ一面を持つ。
    • ESFPはプロジェクト進行でINTJの指示をきちんと理解し、少しでも計画を意識。

2-5. ISTP × ENFJ

  • 衝突例: ISTPが論理的・一人でコツコツ型、ENFJが社交的・みんなで盛り上げる型。ISTPがENFJの感情的リーダーシップを煩わしいと思い、ENFJはISTPを「非協力的」と見る。
  • 対処法:
    • ENFJはISTPに過度に干渉せず、必要な時だけ明確な指示や相談を行う。
    • ISTPは最低限の進捗報告や、チームへの参加をアピールし、孤立を招かない。

2-6. ISFP × ENTJ

  • 衝突例: ISFPが感性・柔和な対応を重視、ENTJが成果と指揮統制を求める。ENTJの高圧的指示にISFPが傷つきやすい。
  • 対処法:
    • ENTJはISFPの感性を尊重し、命令口調を和らげて依頼する。
    • ISFPは感情面だけでなく、必要なデータや根拠を提示するとENTJが納得しやすい。

2-7. INFP × ESTJ

  • 衝突例: INFPが価値観・理想中心、ESTJが現実主義・管理重視。ESTJがINFPを「非効率」と評価し、INFPは「人の気持ちを考えない」と感じる。
  • 対処法:
    • ESTJはINFPの想いや信念に耳を傾け、行動段階でアドバイスを与える。
    • INFPは抽象的な理想だけでなく、具体的ステップを示し、ESTJの信頼を得る。

2-8. INTP × ESFJ

  • 衝突例: INTPが論理最優先、ESFJが仲間との調和・コミュニケーション重視。ESFJが「INTPが冷たい」と感じ、INTPは「情緒的すぎる」と思う。
  • 対処法:
    • ESFJはINTPに対し、感情だけでなく具体的要望や目的を明確化して伝える。
    • INTPは必要最低限の共感や気遣いを示し、ESFJが安心して意見を出せるようにする。

6. トラブルを乗り越え、相互理解を深める3つのステップ

6-1. ステップ1:自己認識と相手理解

  • 自分のタイプを理解し、「自分はこういう場面でイライラしやすい」「こういう接し方をされると楽」と把握。
  • 相手のタイプを推定し、「この人はこういう行動が自然なんだ」と客観視する。

6-2. ステップ2:コミュニケーション手法を調整

  • E/I の違い:コミュニケーション頻度を話し合う(チャット主体、一定回数の会議など)。
  • S/N の違い:ビジョン×具体策のバランスを意識。
  • T/F の違い:論理説明+感情フォローを組み合わせるなど。
  • J/P の違い:最低限の締切と自由度をすり合わせ、無理なく進める仕組みを作る。

6-3. ステップ3:継続的なフィードバックと改善

  • 定期的に相手と**「最近どう?」**と雑談やミニ振り返りを行い、ストレスや不満が溜まる前に対処。
  • MBTIを話題にしなくても、「前回こうしてもらったら助かった」「ここはこうしたい」と具体的フィードバックを交換する。

7. Q&A:よくある疑問

Q7-1. 「本当にタイプが合わない人とは距離を置くべき?」

A7-1: 時には適度な距離を保つことがストレス軽減になる。ただし、仕事上で完全に切り離せない相手なら、コミュニケーションの工夫で合わない要素を最小化できる可能性あり。

Q7-2. 「何度やっても衝突が減らない…」

A7-2: MBTIだけでなく、組織のルールや人事配置、個人の成長段階なども影響。必要なら上司・人事や第三者の仲介を依頼する。トラブルが長引くなら専門家やカウンセラーへの相談も検討。

Q7-3. 「衝突のない関係は理想?」

A7-3: 違うタイプ同士が完全に衝突ゼロである必要はない。違いを理解しつつ、建設的に活かす関係を目指す方が革新や新しいアイデアが生まれやすい。


8. まとめ:MBTIで「相性が悪い」を乗り越え、より豊かな人間関係へ

  • MBTIの4つの軸から見ると、「相性が悪い」と思われがちな組み合わせには、共通する衝突原因がある。一方で、補完関係として強力に成果を出せる可能性も。
  • 16タイプ別に、よく衝突するペアを挙げてきましたが、どのペアも理解と工夫次第で協力し合える可能性が充分あり。
  • 大切なのは、お互いのタイプ特性を尊重し、コミュニケーションの方法を調整する姿勢。無理に関係を断つ前に、できる限り相手の見方を変える試みをしてみてください。

もしどうしても修復が難しい場合でも、MBTIを活用すれば**「なぜ合わないか」**が分かり、必要最小限の付き合い方を模索できる。相性が悪いと言われるタイプ同士でも、お互いを補完できる場面を見つければ、大きな成果を上げることも夢ではありません。

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参考文献・関連リソース

  • Myers, I. B., McCaulley, M. H., Quenk, N. L., & Hammer, A. L. (1998). MBTI Manual: A guide to the development and use of the Myers-Briggs Type Indicator. Consulting Psychologists Press.
  • 16Personalitieshttps://www.16personalities.com/
  • 日本MBTI協会https://www.mbti.or.jp/
  • 対人関係・コミュニケーション関連書籍:『嫌われる勇気』、『5つの機能不全』、『チームトポロジー』など

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