MBTIの歴史と背景|マイヤーズとブリッグスが生んだ心理理論

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斎藤あかり
サイト管理人 / パーソナル診断士 / 心理学修士卒業
こんにちは!斎藤あかりです!普段は企業にお勤めの会社員様に向けた心理療法を実施しています。心理学の修士を卒業しています。

「MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)」とは、人間の性格傾向を16タイプに分類する心理検査の一つとして知られています。
SNSや自己分析ツールとして認知度が高い反面、その歴史的背景開発者たちの想い、さらに導入期における社会情勢などを深く知る機会はあまり多くありません。

本記事では、MBTIの成り立ちを 「マイヤーズとブリッグス(母娘)の物語」 を軸に追いながら、ユングの理論との関わりや、第二次世界大戦期にアメリカ社会で生まれた“人材適性”のニーズとの結びつき、そして現代まで続く普及の道筋を徹底的に解説します。
「MBTIって単なる心理テストじゃなかったの?」「どうしてこんなに世界中に広まったの?」と疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。MBTIを単に“当たる・当たらない”で終わらせないための歴史と背景が、きっとあなたの理解を深めてくれるはずです。

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目次

1. MBTIの始まり:ブリッグス母娘の出会いと研究のスタート

1-1. キャサリン・クック・ブリッグス:娘の教育から始まった“人間観察”

「MBTI」の**“B”**が指すブリッグス(Briggs)は、Katherine Cook Briggs(キャサリン・クック・ブリッグス)を意味します。彼女は1875年、アメリカのミシガン州で生まれ、幼少期から教育・心理学への関心を強く抱いていました。

  • 子どもの発達や学習スタイルを観察するのが趣味で、家には何冊もの“観察ノート”を残していたとされています。
  • 科学や文学にも興味が深く、夫(物理学者)との関わりを通じて**“論理”と“感受性”**を両立させる視点を養っていたようです。

キャサリンが特に力を注いだのが**「娘の教育」でした。娘こそが、後のIsabel Briggs Myers(イザベル・ブリッグス・マイヤーズ)**です。
キャサリンは家庭内でいち早く「人はそれぞれ全く異なる特性を持つ」ことに気づき、娘の成長を詳細に観察・記録しては「どうすれば子どもの潜在能力を引き出せるか」を模索したと言われます。

1-2. イザベル・ブリッグス・マイヤーズ:ユング理論との邂逅

一方のイザベル・ブリッグス・マイヤーズ(1897年生まれ)は、幼少期から母の“人間観察”に付き合いつつ、**自分自身も「なぜ人はこんなに考え方が違うのか?」**と疑問を抱くようになりました。

  • 大学では政治学を専攻し、論理的思考力と文章力を磨いたイザベル。
  • 結婚後、家庭に入った時期もありましたが、第二次世界大戦を迎える頃に社会的変革の波が押し寄せ、「多くの女性が労働現場に出ざるを得なくなった」現実を目の当たりにします。

そんな中、母キャサリンが研究していたユング理論(後述)を知り、**「より多くの人々が“自分に合った場所”で活躍できるようサポートしたい」**という思いを強くしたのが、イザベルの転機でした。

  • ユングが唱える「外向—内向」などの概念に魅了され、「それを一般人が使える形に落とし込めないか」と考えたのがMBTIの原点となります。

1-3. 母娘による“タイプ分け”の原型と試作品の誕生

キャサリンイザベルは、それぞれの視点やノート、ユングの理論を結び合わせながら**「人をタイプ分けする質問紙」**の試作を行い始めました。

  • 最初は娘や近隣の人々に質問を投げ、「あなたはこういう状況でどう行動する?」などを記録。
  • 分析の結果、「人にはそれぞれ特色のある“認知スタイル”がある」と確信するに至ります。

実際には、この原型はまだ“自己流”の域を出ず、学術的な裏付けも不足していました。しかし、第二次世界大戦下に突入すると、思いもよらない形で世間から需要が生まれたのです。


2. 歴史的背景:第二次世界大戦期のアメリカ社会

2-1. 女性の社会進出と人材適性ニーズの高まり

第二次世界大戦(1939〜1945年)の最中、アメリカでは多くの男性が戦地へ赴き、国内の工場やオフィスでは女性労働力が急激に増加しました。従来の「女性が家庭を守る」という常識が変わり、**「どんな人がどんな仕事に向いているかを見極めたい」**というニーズが企業や軍需工場で高まったのです。

  • 戦時体制では効率的な生産が必須であり、短時間で労働者の適性を把握できるツールが求められた。
  • 人材を部署に振り分ける際、「向いていない作業に回して生産性を落とすわけにはいかない」という現実的な課題があった。

2-2. MBTIが“短時間で性格を把握できるツール”として注目された理由

MBTIの原型が注目されたのは、この**「短時間で人の特性を可視化し、適所に配置できる」**という利便性が理由でした。

  • イザベルは、母キャサリンのアイデアをベースにユング理論を組み込み、**「質問紙に答えるだけで外向 or 内向、感覚 or 直観、思考 or 感情といった傾向が分かる」**形式を開発。
  • さらに「判断 or 知覚(J/P)」という新軸を追加し、合計16のタイプに細分化することで、より実践的なアドバイスができるよう設計しました。

当時のアメリカで、「女性や未経験者を効率よく戦時生産に組み込むにはどうすればいいか」を模索していた企業や軍需関連組織にとって、MBTIのような診断ツールはまさに“渡りに船”だったのです。

2-3. 大戦後の混乱期における“適職マッチング”ブーム

1945年に第二次世界大戦が終結すると、今度は復員してきた兵士既に社会進出していた女性の間で就労競争が起こります。

  • 企業は「どの人をどこに配置すべきか?」という課題に再び直面。戦後復興期の混乱の中で、MBTIは**「就職やキャリア支援の一助」**とみなされ、カレッジや大学のカウンセリングセンターでも導入が進みました。
  • MBTIの“適材適所”という理念は、「働き方が激変する社会」のニーズに合致し、多くの人に受け入れられる下地が整っていったのです。

3. ユングの心理学理論との深い関わり

3-1. 『心理類型(Psychological Types)』とは何だったのか

スイスの精神科医、**カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)は、1921年に著書『Psychologische Typen』(邦題:『心理類型』)を出版。ここで「人間の心の働きは、外向・内向、そして感覚・直観・思考・感情の組み合わせでパターン化できる」**と主張しました。

  • 外向型:エネルギーが外部へ向かい、社会的活動や人との関わりから活力を得る。
  • 内向型:エネルギーが内部へ向かい、自分の内面世界を大切にする。
  • 感覚(Sensing):五感を通じて得られる具体的情報を重視する。
  • 直観(Intuition):抽象的な概念や可能性、象徴的イメージを重視する。
  • 思考(Thinking):論理的・客観的に判断する。
  • 感情(Feeling):人の気持ちや価値観を重視し、調和を求める。

この考え方は当時としては画期的でしたが、一般人にとっては抽象的で難解な部分も多く、臨床の専門家や哲学的考察に興味がある人が主に注目するような理論でした。

3-2. 外向-内向・感覚-直観・思考-感情という土台

ブリッグス母娘は、このユング理論が示す**「人間の心の多様性」**に大きく共感。自らの観察と照合してみたところ、

  • **「外向 or 内向」**でエネルギーの向きが変わる
  • **「感覚 or 直観」**で情報の捉え方が違う
  • **「思考 or 感情」**で意思決定の仕方が異なる

という枠組みが、確かに日常レベルで人の行動様式を説明できると気づいたのです。

3-3. MBTIが「判断-知覚」を追加した意味と独自の工夫

しかし、ユング理論だけでは**性格を客観的に測る「質問紙」が作りづらい部分がありました。そこでブリッグス母娘が導入したのが、「Judging(判断)」と「Perceiving(知覚)」**という4番目の軸です。

  • J(判断):計画的・秩序的に物事を進めたがる
  • P(知覚):柔軟に対応し、その場の状況を見て動きたい

これを組み合わせることで、4つの軸 × 2パターン = 16タイプが整理でき、かつ人々が**「自分はJ寄りかP寄りか?」を判断しやすくなりました。
ブリッグス母娘の
大きな功績**は、ユング理論を「素人にも使える形」に落とし込んだ点にあると言えます。


4. MBTIの進化と普及:教育・ビジネス・カウンセリングへの応用

4-1. 大学カウンセリングセンターでの導入と評価

第二次世界大戦後、アメリカの大学では学生のキャリア相談や心理カウンセリングが活発化しました。兵役を終えた若者や社会的混乱期に不安を抱える学生が多かったからです。

  • MBTIは、学生が「自分の強み・弱み」を理解し、専攻や将来の職業選択に活かすツールとして大学カウンセリングセンターで導入されました。
  • 初期の段階では、「自己申告の質問紙ってどこまで信用できるの?」という声もあったものの、使ってみると**「学生が自分を客観的に見つめるきっかけになる」**と評価されることが増えていったのです。

4-2. 企業研修・組織心理学としてのMBTI利用

やがて、米国内のビジネスシーンでもMBTIが注目されます。

  • 企業の人事担当者が「チームビルディング」に活かしたり、「リーダーシップ開発」の研修で従業員に受験させたりする事例が増加。
  • 組織心理学の専門家が、「MBTIを使うと社員の特性やコミュニケーションのクセが把握しやすくなる」と研究を進め、一部の学会でも発表が行われました。

1970年代〜1980年代は、アメリカの高度成長期とも重なり、従業員のモチベーションや生産性向上が重要視された背景から、MBTIの活用がさらに広がります。

4-3. 『Gifts Differing』出版がもたらした波紋と反響

1980年にイザベル・ブリッグス・マイヤーズ自身が著した書籍、**『Gifts Differing: Understanding Personality Type』**が出版されました。この本は、

  • MBTIの背景や理論的根拠
  • 16タイプそれぞれの特徴や事例
  • 活用法の提案

などを一般読者向けにわかりやすく紹介したもので、**“MBTIの公式バイブル”とも言われる存在です。
同書は英語圏を中心に大きな反響を呼び、MBTIの認知度を国際的に高める一助となりました。ただし、同時に
「本当に科学的根拠が十分なのか?」**という批判も再燃し、賛否両論を巻き起こしたのです。

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5. MBTIの広がりを支えた人物・組織とそのエピソード

5-1. Mary H. McCaulleyやThe Myers & Briggs Foundationの役割

MBTIの普及には、ブリッグス母娘以外にも重要な人物や組織が関わっています。代表的なのがMary H. McCaulley(メアリー・H・マコーリー)です。

  • マコーリーはフロリダ大学の心理学教授で、大学内カウンセリングでMBTIを導入し、その有用性を研究・報告した人物。
  • 彼女を中心に、**The Center for Applications of Psychological Type(CAPT)**が設立され、MBTI関連の研究や研修、出版事業を展開しました。

さらに、The Myers & Briggs Foundationは、イザベルの死後もMBTIの理念や教育を広める活動を続け、正式な認定プログラムを用意するなど、組織的な基盤整備を行いました。

5-2. アメリカ心理学界における議論と批判:それでも使われ続ける理由

一方、アメリカ心理学界の主流派からは、**「MBTIの信頼性(Test-Retest Reliability)が十分とは言えない」「性格の連続性を無視し、二分法で分けすぎる」**などの批判がありました。

  • これに対して擁護派は、「MBTIはあくまで実践的ツール。厳密な学術理論ではなく、自己理解や組織内コミュニケーション向上の効果が実績としてある」と反論。
  • 結果的に、大学や企業などの実務現場で一定の評価を得たことが、MBTIがここまで長く使われ続ける要因の一つとなっています。

5-3. CPP(現在のThe Myers-Briggs Company)による商業的展開

MBTIはやがて、Consulting Psychologists Press(CPP)を経由して商業的に展開されるようになりました。現在ではThe Myers-Briggs Companyという名称で知られ、

  • 公式に認定されたプロバイダーが企業研修などでMBTIを導入し、フィードバックやコーチングを行う
  • 大規模な組織向けには、オンライン診断やデータ分析ツールも提供され、グローバルに事業を拡大

このようにMBTIは、**「心理学の一理論」としてだけでなく、「ビジネス・教育現場向けのサービス」**として根付くことで普及を確立した面があります。


6. 現代におけるMBTIの地位:インターネットとSNSの影響

6-1. 無料診断サイトの急増と若年層への広がり

1990年代後半〜2000年代に入り、インターネットとSNSが普及すると、MBTIに関する無料診断サイトが次々と登場しました。

  • 代表的なものが「16Personalities」で、ポップなイラストとユーザーフレンドリーなUIが受け、世界中で利用されるように。
  • 日本でも「性格MBTI」や類似サイトが出現し、手軽にMBTI的診断を受けてSNSで結果を共有する“遊び”が定着していきます。

6-2. 16Personalitiesの功罪:ポップ化とマスへの訴求

16Personalitiesは、MBTIをポップカルチャーの一部のように仕立て、

  • 各タイプを“キャラクター”として見せる
  • 日本語を含む多数の言語に対応
  • 「数分で手軽にできる」設問スタイル

によって若者層を中心に爆発的に広まりました。結果、「自分はINFJなんだけど、みんなは?」という軽い話題がTwitterなどで拡散されるように。
一方で、公式MBTIとは質問項目や集計方法が異なるため、

  • 「16PersonalitiesはMBTIを改良した簡易ツールに過ぎない」
  • 「あれで出た結果を“MBTIそのもの”と混同すべきではない」

という声もあり、“MBTI”のポップ化が必ずしも正しい理解を伴っていない点を問題視する専門家もいます。

6-3. 世界各国での状況:欧米・アジア・日本の受容度の違い

  • 欧米: 企業研修や教育機関でMBTIが長年使われてきた歴史があるため、ビジネス・アカデミアの両面で認知度が高い。一方、学術的批判も根強く、ビッグファイブなどと並行して利用されるケースが多い。
  • アジア: 韓国でのK-POPアイドルが「私のMBTIは○○です」と公言するなど、近年若者文化と結びついた盛り上がりを見せる。中国や東南アジアでもSNSを通じて急速に広がっている。
  • 日本: 以前は書籍で紹介される程度だったが、2010年代以降「16Personalities」などの無料診断サイトがSNS上で拡散し、学生〜社会人まで広く浸透。血液型占いのように気軽なネタとして楽しまれることが増えた。

7. MBTI史における論争・批判と今後の展望

7-1. 科学的エビデンス不足? テスト・再テスト問題の議論

MBTI最大の論争点は、**「再テスト信頼性」**が十分でないことです。

  • 数か月置いて再受験すると、タイプが変わる人が一定数存在するという研究結果もある。
  • これを批判的に見る立場は「科学的測定としては不十分」と断じ、ビッグファイブのほうが再現性や妥当性が高いと主張。

しかし、MBTIを支持する側は、「人間は変わる存在だし、MBTIはあくまで“現時点での自己認識”を知るツール」と反論。ここには「性格は変わらないものか、変わり得るものか」という根本的な哲学も絡んでおり、決着はついていません。

7-2. 戦後と現代の“適材適所”ニーズの差異:MBTIは古いのか

「MBTIは第二次大戦期の社会状況から生まれた古い考え方」という批判もあります。現代の働き方はもっと多様化しており、**“適材適所”**の基準も複雑化しているからです。

  • かつては工場ラインなど単純労働の配置が主眼だった
  • 現在はIT・クリエイティブ領域など柔軟な発想が求められ、個人の可能性を一概に決めにくい

それでも、コミュニケーション改善リーダーシップ開発といった分野では、「自分と異なるタイプを理解する」というMBTIのコンセプトが依然として有効とされるため、**“古さ”**を補えるだけの価値が残っているとも言えるでしょう。

7-3. 他の理論(ビッグファイブ、エニアグラム等)との比較と共存の可能性

  • ビッグファイブ: 統計学的・学術的根拠が強く、採用試験などでも使われやすい。MBTIとの併用で「定量評価+タイプ認識」の両輪が可能との声も。
  • エニアグラム: “内なる動機”を9タイプに分ける。MBTIと合わせて学ぶ人も増えており、**「性格は多層的に見るべき」**という意識が高まっている。

こうした他の性格理論との比較研究は今後も進むと予想され、MBTIは「自己理解の入り口」として残り続ける可能性があります。


8. まとめ:歴史を知ることで見えてくるMBTIの本質

MBTIの歴史を振り返ると、

  1. ブリッグス母娘の独自の人間観察からスタートし、
  2. 第二次世界大戦という社会変動が背中を押し、
  3. ユング理論をわかりやすい形に再構築し、
  4. 教育現場や企業研修を通じて普及し、
  5. インターネット時代に世界規模で爆発的に拡散した

…というダイナミックな経緯が浮かび上がります。MBTIは、**単なる“テスト”ではなく、「歴史的・社会的文脈の中で、人が適材適所を考え続けるために生まれたツール」**と言えるのです。

MBTIの本質:人間の多様性を認め、活かす仕組み

開発者のイザベル・ブリッグス・マイヤーズは生前、**「人は皆違う。だからこそ、それぞれの得意分野を伸ばして協力し合うべきだ」**と強調していました。

  • MBTIのタイプ分けは「あなたはこのタイプだからコレしかできない」という固定ではなく、**「自分や他者の思考パターンを理解し合う」**ためのガイドラインにすぎません。
  • 歴史を通じて、戦場のように急務の人材配置が必要な場から、現代の職場コミュニケーションまで、人の違いをどう受け止めるかというテーマは不変です。

そう考えれば、MBTIの研究が今なお続き、活用されている理由が少し見えてくるのではないでしょうか。批判や限界を踏まえつつも、「違いを受け入れる」道具として、MBTIが果たしてきた歴史的・社会的な役割は決して小さくありません。


9. 参考文献・関連リソース

  • Isabel Briggs Myers, Gifts Differing: Understanding Personality Type, CPP Inc.(1980)
    • イザベル本人が著した、MBTIの基本方針や開発意図を知る上での必読書。
  • The Myers & Briggs Foundation: 公式サイト
    • MBTIの公式機関。歴史や基本情報、認定プログラムなどの資料が豊富。
  • C.G. Jung, Psychological Types, Princeton University Press(1921)
    • ユングの原点となるタイプ論。MBTIの理解には欠かせない文献。
  • Mary H. McCaulley, “Applications of the Myers-Briggs Type Indicator in Counseling and Education”, Journal of Psychological Type
    • 大学カウンセリングでのMBTI利用に関する事例研究。
  • CPP/The Myers-Briggs Company: 公式サイト
    • MBTI関連の商業サービス提供元。グローバルに企業向け研修や資料を展開。
  • 16Personalities: 診断サイト診断サイト診断サイト
    • 現在のネット文化におけるMBTI普及に大きく寄与。ただし公式MBTIとは多少異なる設問と計算法を使用。

あとがき

MBTIは、人類史における**「第二次世界大戦」「女性の社会進出」「ユング心理学の潮流」「現代のインターネット社会」**といった大きな流れの中から生まれ、そして進化を遂げてきました。

  • マイヤーズとブリッグスの親子関係の物語にロマンを感じるかもしれません。
  • 企業研修の中で使われるツールとして実利を感じるかもしれません。
  • SNSでキャラクター風に語られるMBTIに賛否両論を抱く人もいるでしょう。

しかし、その歴史を知れば知るほど、MBTIが「単なる占い」や「軽い心理テスト」とは違う、人間の多様性と社会の変化を映す鏡であることが見えてきます。
今後も、新しい研究や批判を経て、MBTIがどう進化・変容していくか。その行方を追っていくことは、人類の“自己理解”の旅を追うことに他ならないのかもしれません。

どうぞ、本記事の内容を活かして、より深いMBTIの学びにつなげていただければ幸いです。

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