【自己肯定感対策】MBTI別「自己肯定感を高める方法」|悩みがちなポイントはココ

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斎藤あかり
サイト管理人 / パーソナル診断士 / 心理学修士卒業
こんにちは!斎藤あかりです!普段は企業にお勤めの会社員様に向けた心理療法を実施しています。心理学の修士を卒業しています。
目次

はじめに:自己肯定感とMBTIの関係

「**自己肯定感(Self-Esteem)が低い」と感じる人は多く、「自分なんてダメ」「周りに比べて劣っている」などの思いに悩まされがちです。しかし、それが本当に真実なのか、あるいは自分の性格特性が原因で生じる“思考のクセ”**によるものなのかは、人それぞれ。

そこで、**MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)**を活用してみると、自分がどのように物事を捉え、どういう場面で自己否定的になりやすいかが見えやすくなります。MBTIは4つの軸で16タイプに分類する性格分析ツールで、自己理解と行動パターンの把握に役立つもの。

本記事では、自己肯定感を低下させる要因と、MBTI16タイプごとの「こういう場面で自己否定しがち」「こうすれば自己肯定感が上がりやすい」という具体的対策を紹介します。自分のタイプに当てはめてみると、思わぬ気づきがあるはずです。ぜひ参考に、日々のストレスや悩みを軽減し、自分らしく前向きに過ごすためのヒントをつかんでください。

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1. 自己肯定感(Self-Esteem)とは?

1-1. 自己肯定感の定義

  • 一般的に、「自分は価値のある存在だ」と思える気持ち。自己受容の一形態。
  • 「失敗しても自分には価値がある」と安心できる状態が高い自己肯定感。「何をしても自分はダメだ」という思考に陥る状態が低い自己肯定感。

1-2. MBTIでなぜ自己肯定感が分かるのか?

  • MBTIのタイプによって、どのような状況でストレスを感じやすいか、あるいは何に価値を置くかが異なる。
  • 自己肯定感が下がる要因は、タイプごとに「自分の強みを活かせていない」「苦手分野で失敗した」など様々で、自己理解が進めば対策を立てやすい

2. MBTI4つの軸と自己肯定感の下がりやすい状況

2-1. 外向(E) / 内向(I)

  • E(外向)
    • 人前での成功や社交からエネルギーを得るが、逆に孤立や会話不足が続くと「自分には魅力がないのかも」と思いがち。
    • 人からのフィードバックが少ないと不安になる。
  • I(内向)
    • 一人の時間が必要だが、多人数イベントなど外部に合わせすぎると疲れ、「自分は社交性がない」と自己否定する可能性。
    • 意見を言わないうちに終わり、取り残された感を持ちやすい。

2-2. 感覚(S) / 直観(N)

  • S(感覚):
    • 具体的・実務的に動ける環境を好むが、抽象的議論や先を見越した計画が苦手と感じると「自分は創造力が足りない」と自己肯定感を下げる。
    • 周囲が未来のビジョンばかり語ると疎外感を覚える。
  • N(直観):
    • アイデアやビジョンを評価されないと「誰にも理解されない」と落ち込む。
    • 具体的・現実的な行動を求められると「自分は現実対応がダメ」と感じがち。

2-3. 思考(T) / 感情(F)

  • T(思考):
    • 感情面でのサポートや共感を得られず、冷たい人扱いされると「自分には人間味がないのか」と低評価することも。
    • 人間関係の摩擦に直面すると「自分がコミュ障か?」と感じやすい。
  • F(感情):
    • 周囲の感情や評価に敏感。批判されたり否定されると強くダメージを受け、自分の存在価値を疑う可能性。
    • 「論理的でない」と言われると自己評価が下がる。

2-4. 判断(J) / 知覚(P)

  • J(判断):
    • 計画通りにいかない状況が続くとイライラし、「自分は管理能力がない」と落ち込む。
    • 完璧主義になり失敗を許容できないと、自信喪失が起きやすい。
  • P(知覚):
    • 先延ばしや計画の曖昧さから「自分はだらしないのでは?」と思う。
    • 人から締切を責められると「自分は無能かも」と自己否定感が高まる。

3. タイプ別「自己肯定感が下がりやすい場面」と克服法

ここからは16タイプごとに、どんな場面で自己肯定感が低下しやすいか、そしてどう克服・改善できるかを提案します。あくまで一般的な傾向なので、個人差はある点をご了承ください。


3-1. ISTJ(責任感が強い「管理者」タイプ)

下がりやすい場面

  • 突発的な変更や不測の事態で計画が崩れ、「自分は柔軟性がない」と感じる。
  • 周囲から「融通が利かない人」と批判されると、一気に自信を失う。

克服・改善策

  1. バッファを確保した計画で、予想外の事態を「対応可能」と考える。自分が柔軟に対処できる範囲を把握。
  2. 自分の正確さや管理力が強みであることを再認識。批判を受けても、根拠のある評価を確認し、必要以上に落ち込まない。

3-2. ISFJ(優しい「擁護者」タイプ)

下がりやすい場面

  • 他人に尽くしすぎて疲弊し、「自分なんて使い勝手が良いだけの存在?」と感じる。
  • 地味な作業をコツコツやっても誰からも感謝されないと、自己否定感が高まる。

克服・改善策

  1. 断る勇気を持つ。自分の許容量を超える依頼は丁寧に断り、自己保護。
  2. 小さな成果でも**「やったね」と自分で褒める**習慣を作る。自分の内面に優しくする。

3-3. INFJ(理想を追う「提唱者」タイプ)

下がりやすい場面

  • 理想と現実のギャップが大きく、「こんなはずじゃなかった」と自己否定。
  • 自分が理解されず、周囲とのコミュニケーションがうまくいかないと孤独を感じる。

克服・改善策

  1. 小ステップに分割した目標設定で、理想へ近づく感覚を得る。
  2. 周囲に自分の考えを説明する練習をし、理解者を増やす。孤立感を減らすため、定期的に信頼できる人と対話。

3-4. INTJ(戦略的な「建築家」タイプ)

下がりやすい場面

  • プランが失敗し、「自分の戦略は間違いだった」と完璧主義ゆえに落ち込む。
  • 人間関係のトラブルで「自分はコミュ下手だ」と思い自己評価低下。

克服・改善策

  1. 失敗もプロセスの一部と捉え、データとして次の計画に活かす。完璧主義を緩める視点が重要。
  2. コミュニケーション面では、感情や相手の価値観を軽視しないよう意識的に実践し、小さな成功体験を積む。

3-5. ISTP(実践派の「巨匠」タイプ)

下がりやすい場面

  • 興味が湧かない仕事やプロジェクトを押し付けられ、自分の能力を発揮できず「自分はやっぱりダメだ」と思う。
  • 口下手で周囲に「やる気ない?」と思われ、評価が低く自己肯定感ダウン。

克服・改善策

  1. 自分が得意分野(実践・操作など)をアピールし、なるべく適正タスクを選ぶ努力を。
  2. 簡潔でも良いので意図や進捗を言葉で伝える練習をし、誤解を減らす。コミュニケーション不足を補う。

3-6. ISFP(柔らかな「冒険家」タイプ)

下がりやすい場面

  • 自分の感性が否定される、作品や考えを批判されると「価値がない…」と一気に落ち込む。
  • 嫌なことを断れず、負担が重くなり失敗→「やっぱり無理…」と自己否定。

克服・改善策

  1. 自分の感性を理解してくれる人と交流し、安心できる空間を作る。
  2. 断るスキルを身につける(「これ以上は難しい」など具体的に伝える)。
  3. 作品やアイデアが否定されたら、それが「あなた自身の否定ではない」という視点で受け止める訓練。

3-7. INFP(理想主義の「仲介者」タイプ)

下がりやすい場面

  • 理想を語っても行動が伴わず、「口だけ」と言われたり、自分でも「自分は実行力がない」と責める。
  • 批判されると強く傷つき、やる気を失う。

克服・改善策

  1. 小さな行動目標を設定し、少しでも実行に移せたら自分を褒める。
  2. 批判に対しては積極的に意図を聞く姿勢を持ち、「改善点を見つける機会」と捉える。
  3. 自分の理想は保ちつつ、現実的なサポート(計画づくり)を他者に頼むのも手。

3-8. INTP(論理学者タイプ)

下がりやすい場面

  • 興味がない分野で上手くできず、周囲に「やる気ないのか」と言われる→「自分は無能?」と落ち込む。
  • 完璧主義の論理分析で無限に検討し、成果が出せず自信喪失。

克服・改善策

  1. 必要最低限のアウトプットをまず出し、そこから改良するスタイルを習慣に。
  2. 興味を高めるために自分なりの理論・データ分析要素を入れ、楽しみながら取り組む。
  3. 「苦手分野は他人に任せるかツールを使う」など適切に割り切り、自分の強みを発揮。

3-9. ESTP(冒険家の「起業家」タイプ)

下がりやすい場面

  • ルーティン作業や長期的努力が必要な場面で続かず、「自分はいつも途中で投げ出す」と思う。
  • トラブル発生で計画が止まり、自分の落ち度を責める。

克服・改善策

  1. 短期ゴールを細かく設定し、達成ごとにご褒美やスリルを感じられる仕組みを作る。
  2. トラブル対応は仲間や専門家と連携し、1人で抱えず対処法をすぐ見つける。
  3. 外部監視(SNSや友人への報告)を利用し、飽きずに継続。

3-10. ESFP(エンターテイナータイプ)

下がりやすい場面

  • つまらないタスクや地味な勉強が続くと、あっさりやめてしまう。
  • 周囲の評価を求めすぎて得られないと凹む。

克服・改善策

  1. エンタメ化して楽しく学ぶor作業する(音楽、ダンス、仲間とのゲーム感覚など)。
  2. 評価や称賛が得られないタスクでも、小さい成功でも自分でご褒美を設定。
  3. 周囲に「これやるよ!」と公言してサポートや声援を得る。

3-11. ENFP(創造的な「広報運動家」タイプ)

下がりやすい場面

  • 新しいアイデアに飛びついて既存のプロジェクトを捨て、失敗が続き「やっぱりダメなのか」と落ち込む。
  • 計画性が欠け、周りに迷惑をかけたと感じると自己否定する。

克服・改善策

  1. 複数アイデアが出ても優先順位を決めて1〜2個に集中する。
  2. 週1回のセルフレビュー・仲間との振り返りで「今の進捗どう?」を確認し、やりかけ放置を防ぐ。
  3. アイデアが尽きない強みを認めつつ、行動と成果を結びつける努力を。

3-12. ENTP(討論好きな「討論者」タイプ)

下がりやすい場面

  • 議論・アイデア出しはやる気があるが、実行や後始末で失敗し自信を失う。
  • 周囲との摩擦(口論)で評判が悪くなり、「自分は協調性がないのか」と思いがち。

克服・改善策

  1. ディベート後のアクションアイテムを必ず決めて行動に移すステップを組む。
  2. 周囲に感情配慮を忘れず、相手の立場を理解しながら議論する習慣を付ける。
  3. 自分が苦手な事務処理や実務面は、外部リソースを活用。自身はアイデアや戦略立案に注力。

3-13. ESTJ(管理力ある「幹部」タイプ)

下がりやすい場面

  • チームをまとめる過程で反発が起き、「自分のリーダー力が不足?」と落ち込む。
  • 自分の計画が崩れるとパニックに陥り、一時的に放棄して自信を失う。

克服・改善策

  1. リーダーシップを発揮する際に意見収集や合意形成を丁寧に行い、反発を減らす。
  2. 計画が崩れたときは早めに再計画し、「柔軟に対処できた」という成功体験を積む。
  3. 自分の強み(管理力)を再認識し、トラブル時にも自責しすぎない。

3-14. ESFJ(協調的な「領事官」タイプ)

下がりやすい場面

  • 周囲に合わせすぎて自分のタスクや時間を犠牲→上手くいかずに「自分は怠け者?」と思う。
  • 批判を受けたとき、一気にやる気がなくなる。

克服・改善策

  1. 自分の予定を最初に固め、必要な範囲で周囲に手助けする。すべてに対応しない。
  2. 批判を真っ向からネガティブに受け取らず、「改善点を具体的に教えて?」と前向きに情報を集める。
  3. 仲間からの褒めや温かい言葉も大きな力になるため、応援し合えるコミュニティを活用。

3-15. ENFJ(情熱的な「主人公」タイプ)

下がりやすい場面

  • 周囲を率いる過程で、周りがついて来ないと「自分のリーダーシップがダメ」と思い落ち込む。
  • 感情の波が大きく、テンションが下がると全てが嫌になる。

克服・改善策

  1. 他人に期待しすぎず、段階的に巻き込む。思うように進まなくても自己否定しない。
  2. 感情の落ち込みには日記や信頼できる友人との対話で早期対処。
  3. 大きな目標を作りすぎると挫折感が強いので、小さな成功体験を積み上げるステップを用意。

3-16. ENTJ(戦略的な「指揮官」タイプ)

下がりやすい場面

  • 細かい実務やルーティンが上手くいかず「こんな簡単なこともできないのか」と自責。
  • 人間関係で強引だと言われ、チームが離反し「自分のカリスマは偽物だった」と思う。

克服・改善策

  1. 得意分野に集中し、苦手な細部は秘書やツールで補完。過度に自分で抱えない。
  2. メンバーとのコミュニケーションで感情面を考慮し、合意形成を丁寧に行う。
  3. 失敗しても戦略を練り直すチャンスと捉え、失敗=自分の存在否定に結びつけない。

4. 自己肯定感を高める共通テクニック

4-1. 過去の成功を振り返る

  • タイプ問わず、過去の小さな成功体験を思い出し、「自分にもできる」と再確認。
  • T型なら成果の数値や実績、F型なら感情的エピソードを中心に振り返るなど工夫。

4-2. コミュニティや仲間を活かす

  • E型:周囲との繋がりが最大の力。励ましやイベント参加で自己肯定感アップ。
  • I型:合わない大勢よりも、気の合う少人数コミュニティで深いサポートを得る。

4-3. 目標設定を「自分の強み」が活かせる形に

  • S型:具体的タスクとデータ重視。
  • N型:ビジョンや将来の夢を前面に。
  • T型:客観的な指標やロジックの評価で達成感。
  • F型:感情面の充実や人の役に立つ喜びを意識。

4-4. ネガティブ思考を客観視

  • タイプ別に陥りがちなネガティブパターンを認識し、「これはタイプ特性かもしれない」とメタ認知する。
  • 自分に厳しすぎる部分を緩め、ポジティブリフレーミングで「別の見方」を探す。

5. Q&A:自己肯定感アップに関する疑問

Q5-1. 「タイプと違う行動で自己肯定感を上げるのは?」

A5-1: 可能だが、合わない方法は長続きしにくい。まずはタイプに合ったアプローチで成果を出し、徐々に苦手分野にも挑戦するのが効率的。

Q5-2. 「周囲に理解されずに自己肯定感が下がる…」

A5-2: タイプごとに自分の思考やアプローチを説明し、他者のタイプも理解すると衝突が減る。相手が全く理解を示さないなら、他のコミュニティを探すのも一手。

Q5-3. 「自己肯定感を上げたいのに、MBTI結果が低く見える…?」

A5-3: MBTIは「高低」ではなく個性の違い。自己肯定感は結果の優劣と無関係で、どのタイプでも高い自己肯定感を持つことが可能。弱みに注目しすぎず、強みも再確認しよう。


6. まとめ:MBTI活用で自分らしく前向きになる

  • 自己肯定感を低下させる要因は、多くの場合「自分の強みやスタイルを理解せず、苦手分野に対処できない」ことから始まる。
  • MBTIの視点から、自分がどこでつまづきやすいかを把握すれば、合った克服法や対策を選び、前向きになりやすい。
  • 最終的には「どのタイプも、それぞれの長所を生かして自分に合う方法で成長できる」という考えを持つのが大切。MBTIはただのツールであり、自分を決めつけるのではなく活かすために使おう。

もし自己肯定感の低下に苦しんでいるなら、まずは自分のMBTIタイプと、そのタイプが陥りがちな自己否定パターンを確認し、この記事で紹介した克服ポイントを試してみてください。少しずつでも、あなたらしさを認められるはずです。

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参考文献・関連リソース

  • Myers, I. B., McCaulley, M. H., Quenk, N. L., & Hammer, A. L. (1998). MBTI Manual: A guide to the development and use of the Myers-Briggs Type Indicator. Consulting Psychologists Press.
  • 16Personalitieshttps://www.16personalities.com/(無料診断ツール)
  • 日本MBTI協会https://www.mbti.or.jp/(公式検査・研修情報)
  • 自己肯定感関連書籍:『自分を愛する生き方』『自己肯定感の教科書』など

今後の記事予告

  • MBTIでわかるストレスの原因と解消法|タイプ別メンタルケア
  • MBTI×転職活動|タイプ別に見る自己PR例文と注意点
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